毎日、通勤電車で利用している京阪電車のポスターで三室戸寺に紫陽花が1万株あるという宣伝をしていた。
紫陽花が大好きな私は本格的な夏を迎える前に三室戸寺まで行ってきた。
三室戸寺は京阪電車の宇治線の三室戸駅にあるが、隣の駅の宇治駅には10円玉の裏の絵になっている平等院がある。
そこで暑い日差しの中、源氏物語のゆかりの地でもある宇治散策をしてきた。
京阪本線、中書島駅で宇治線に乗り換え、終点宇治駅までゆっくりと・・・。
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宇治といえば、宇治茶が有名。
町の中を歩いていても、あちこちからお茶の匂いがぷんぷん・・・。
お腹が空いた私たちは茶そばを食べることに。
味はまぁまぁ・・・。
藤原氏ゆかりの寺院である平等院へ。
ここの庭園は平安時代当時の藤原家の華やかさを語るかのように美しい。
規模は決して大きくはないけれど、何度も来たくなるようなところだった。
10円玉の裏のデザインとなっている平等院鳳凰堂。
10円玉と一緒に撮ってみた。
平等院の近くに「悪縁を断つ」橋姫神社と「良縁を呼ぶ」県(あがた)神社があるという。
対照となる神社が近くにあるとは面白い!
私たちはまず橋姫神社に行って悪縁を取り払ってもらうようにお詣りし、県神社で良縁を願うことにした。
橋姫神社は家と家の間に埋もれた場所にあり、下手すれば見逃してしまうようなところだった。
そして不気味な雰囲気が漂っていた。
おさい銭箱もない・・・。何もない・・・。本当に祀られているのか?と不安を感じる。
せっかく来たので、悪縁を断ち切るように手を合わせてきた。
橋姫神社から歩いて5分くらいの距離のところにある県神社へ。
橋姫神社とは対照的に明るい雰囲気が漂う。
ここでしっかりと良縁を拝んできた。
鵜飼で有名な宇治川を渡り、世界文化遺産となっている宇治上神社へ。
本殿は平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社であるという。
こういうのを見ていると、900年以上もの昔の日本にタイムマシンしてみたくなる。
新緑の木々に囲まれて美しい「さわらびの道」を駆け抜けて、京阪宇治駅を目指す。
ここは本当に人気が少ない。
これが「京都の隠れ観光地」なのかもしれない。
そして今回の最大の目的である紫陽花庭園、三室戸寺へ。
本殿へは何段もの階段を上らないといけないため、私たちは断念。
目的の紫陽花庭園へそのまま向かった。
前文でも述べたが、ここは1万株あるという。
晴天だったためが、雨の風情によく似合う紫陽花は少しバテ気味だった。
それでも1万株の紫陽花に囲まれた私たちは大はしゃぎ。
大好きな紫陽花に囲まれてシアワセな気分だった。
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色々な彩り、種類の紫陽花を様々なアングルで撮った。
気付いたら47枚も紫陽花ばかり撮っていた。
こういう時、枚数を気にせずに撮れるデジイチの存在がありがたく思える。
汗だくになった私たちは「宇治清水」のこと、グリーンティーをゴクッ。
グリーンティーとは抹茶にグラニュー糖を入れて、甘くしたもの。
そして締めのお茶は京橋で。
京橋は毎日私の通勤通り道となっており、物騒な街だけれど、馴染みがある。
自家製のおいしいケーキがある
グロヴナー・カフェでレモンタルトケーキを食べた。
やっぱり京都はええとこやなぁ。
よく歩き、よく話した宇治散策だった。
これから本格的な夏になるので、次に京都に遊びに行くのは秋頃の予定。