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サイパンに行ってきました (その6)

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サイパンでのラストダイブはB29で締めました。

ここのポイントは「B29」と名付けられているが、実は旧日本軍の戦闘機であり、川西航空機製の二式大艇です。
上記写真は翼の部分です。
二式大艇について、こちらのサイトで詳しく書かれているので興味がある方はご覧ください。

サイパンに行ってきました (その6)_c0111530_19424190.jpg



ここは水深8Mくらいのところに、翼やプロペラ、操縦席などが散らばっており、残骸になっています。
プロペラ部分です。
ダイバーと対比してみると、プロペラが大きく見え、また二式大艇がどのくらいの大きさだったのか推測することができます。

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操縦席部分。
この操縦席部分の真ん中に飛び出ているのは機関銃だそうです。

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慰霊碑がありました。

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60年前。お国のために命がけで戦った旧日本兵たち。
「戦争」という愚かな行為で命を落としてしまった旧日本兵たち。
彼らは戦争によって青春や家族を奪われてしまいました。

ダイビングができることの幸せ・・・。

私たち日本人ができることはあの出来事を決して風化させないようにするために、日本が平和な国であり続けることを守っていかなければならないと思います。

そして生きることに必死だったと思われる60年前。
それなのに、今は「生きることがしんどい」と簡単に命を自ら絶つ人が多くなっています。
「生きることの幸せ」に感謝して、一日一日を大切に生きていかなければならないと思います。
きっと60年前は「明日も生きれる」という保証がなかった時代だったのだから・・・。

この二式大艇は第二次世界大戦から60年後の今を生きる私たちに何かを訴えかけているような気がします。


サイパンに行ってきました (その6)_c0111530_23214567.jpg



二式大艇の残骸から少し離れたところに行くと、真っ白い砂地に小さな根があり、そこにデバスズメダイが泳いでいました。

前文で述べるのを忘れていましたが、私たちが潜った時は流れがすごくきつくて、移動するのも思うように前に進まず、苦労しました。
流れがあるから、透明度も良く、綺麗に二式大艇を見渡すことができました。
(普段は流れがあまりなく、透明度も落ちているようです。)


この流れでへたばってしまった私たちは3本目はギブアップし、またせっかくサイパンに来たのに、海況の関係でグロットにも潜れませんでした。


またグロットのリベンジしにサイパンに行きたいです。


(今回でサイパン旅行記は終わりです。愛読して頂き、どうもありがとうございました。)
by coral777k | 2008-02-17 23:27 | ダイビング